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ゴードン W・プランゲ文庫の寄贈資料

ゴードン W・プランゲ文庫が所蔵する寄贈資料群について説明します。

原稿・文書類

このページで紹介する原稿・文書類は、占領期の日本を総合的に理解することができる非常に貴重な資料です。これらは主に、占領期に日本に滞在したアメリカ人GHQ関係者よりメリーランド大学に寄付されました。ここで紹介するのは一部です。

ビクター・デルノア・ペーパー

ビクター・デルノア中佐(Lt. Colonel Victor E. Delnore)は、1946年から1949年まで占領軍長崎軍政部司令官として、長崎県の復興・秩序安定に力を注ぎました。 

デルノア・ペーパー(Victor E. Delnore Papers)には、政策に関する資料や指令文書、写真アルバム、スクラップブック、手紙、新聞記事の切り抜きなどが含まれます。また、1948年にデルノア中佐が第1回長崎平和祈念式典で行った演説原稿も残されています。写真アルバムやスクラップブックは、デルノア中佐が長崎を離れる時に長崎市関係者から受け取ったものです。

寄付を受けた経緯:2012年5月、デルノア中佐の娘であるパトリシア・マギーさんによりデルノア中佐が遺した資料がプランゲ文庫に寄付され、ビクター・デルノア・ペーパー(Victor Delnore Papers)と命名されました。

利用:大部分のデルノア・ペーパーはデジタル化を終了しており、メリーランド大学図書館デジタル・コレクションにて閲覧が可能です。ご質問があればこちらからお問い合わせください。

ジャスティン・ウィリアムス・ペーパー

ジャスティン・ウィリアムス・ペーパー(Justin Williams Sr. Papers)は、第二次世界大戦後の日本における議会、政治、そして憲法に関する変動を研究する上で欠かせない資料と言えます。ジャスティン・ウィリアムス・シニア(Justin Williams Sr.)は、1946年から1952年までSCAP民政局課長を務めました。ウィリアムスは占領下の日本の政治改革を積極的に指導する立場にあり、政府、地方自治体、政党、全国選挙に関する事柄を監督しました。ウィリアムスの主要な仕事は、新憲法下で国会が国権の最高機関として機能するように、その制度と運営を確立すること、日本の政治と選挙の実態をマッカーサー元帥に報告すること、及び国会がSCAPの方針に合致する政策を制定しているかどうかを確認することなどでした。コートニー・ホイットニー民政局局長(Major General Courtney Whitney)とチャールズ・ケーディス民政局次長(Colonel Charles L. Kades)が、ウィリアムスの直属上司でした。(George William Ware, Committee on East Asian Libraries Bulletin, October 1983, No. 72, 2).

利用:ウィリアムス・ペーパーはマイクロフィルム化されており、マイクロ資料はマッケルディン図書館1階で自由に閲覧できます。原資料はプランゲ文庫にて保管されています。

 

チャールズ・L・ケーディス・ペーパー

SCAPの民政局次長であったチャールズ・L・ケーディス(Charles L. Kades)は、1947年の日本国憲法制定にあたり憲法案を作成するなど、指導的な役割を担いました。チャールズ・L・ケーディス・ペーパー(Charles L. Kades Papers)は二部に分かれています。第一部は松本烝治の明治憲法仮修正案(1946年1月4日)に始まり、アメリカ国務省発行日本国憲法最終草案(1947年5月3日施行)にいたるまでの各種修正草案(英語及び日本語版)を含んでいます。第二部は、メモ、委員会議事録、手紙、チェックシート、日本国憲法に関する宮内庁の見解などが含まれています。

利用: ケーディス・ペーパーはデジタル化されており、Internet Archiveにて全文閲覧が可能です。またマイクロフィルム化もされており、マイクロ資料はマッケルディン図書館1階で自由に閲覧できます。原資料はプランゲ文庫にて保管されています。複製版もプランゲ文庫で保管しており、閲覧が可能です。

関係資料:

ジョン・R・ハロルド・ペーパー

ジョン・R・ハロルド(John R. Harold)は、連合国軍最高司令官総司令部(SCAP)労働課で、労使関係責任者代理として占領に関わりました。ハロルドは日本国民にたいする労使関係教育に注力し、労働関係調整法(1946年)の制定・施行に携わりました。ジョン・R・ハロルド・ペーパー(John R. Harold Papers)は、個人メモ、書簡、報告書、新聞記事切り抜き、パンフレット、雑誌記事などで構成されています。ハロルドの自伝、Living a life of social significance : an autobiography of the professional life of an attorney to the labor movementも含まれています。

利用: ハロルド・ペーパーはマイクロフィルム化されており、マイクロ資料はマッケルディン図書館1階で自由に閲覧できます。原資料はプランゲ文庫にて保管されています。複製版もプランゲ文庫で保管しており、閲覧が可能です。

ケネス・E. コルトン・ペーパー

ケネス・コルトン(Kenneth E. Colton)は1946年1月、日本の政党を担当するリサーチアナリスト及び諜報専門員としてCivil Intelligence Section[CIS](民間諜報局)に入局し、その後民間歴史課(Civil Historical Section)に移動しました。CISでの勤務は日本の占領が終結した1952年に終えたものの、コルトン氏の日本に対する興味は薄れず、日本研究を続けました。コルトン氏は上智大学、国際基督教大学、アメリカン大学、ケント州立大学などで教鞭をとりました。ケネス・E.ルトン・ペーパー(Kenneth E. Colton Papers)には、日本の政党・政治関係者・国会、選挙に関する資料が多く含まれています。

利用: 写真の検索には、下記のリスト(PDF)をご利用ください。コルトン・ペーパーは、ホーンベイク図書館北館1階のメリーランドルーム(Maryland Room)にてご利用頂けます。

オーウェン・カニンガム・ペーパー

オーウェン・カニンガム(Own Cunningham)は、極東国際軍事裁判(東京裁判)にて、アメリカ人弁護団のひとりとして大島浩(1938-1939及び1941-1945年に駐ドイツ特命全権大使)担当となりました。

オーウェン・カニンガム・ペーパー(Owen Cunningham Papers)には、裁判関係書類や、メモ、記事、原稿などが含まれています。

利用: オーウェン・カニンガム・ペーパーは、ホーンベイク図書館北館1階のメリーランドルーム(Maryland Room)にてご利用頂けます。